そこに生も死もない

 

みんな体だけ取り残され

 

中身は空っぽ

 

なんて無慈悲で

 

可哀想

 

生も死もの感情もない

 

塊りだけのもの

 

それを生と呼ぶのも

 

死と呼ぶのも

 

可笑しいような

 

多くのことを犠牲にして

 

それらはこの世に取り残されている

 

可笑しい

 

可笑しい

あなたの幸せは私の不幸の上で成り立ってる。私の幸せはあなたの不幸の上で成り立っている。

 

私に干渉しないでください。私のことなど何もわかっていないくせに。

 

私は幸せだし不幸だよ。

 

私は幸せ。誰かが不幸になろうが知らない。私は私の幸せしか考えられない。

でも私は不幸。あの人達に幸せを譲ってあげてるから。

あの人達の幸せは私の不幸の上で成り立っているんだよ。

あの人達の幸せは私の不幸がないと成り立たない。

幸せを譲ってあげてるんだから、ちょっとくらい私だって幸せになっていいでしょう。

私が不幸になってあげてるんだから、あの人達も不幸になっても文句はないでしょう。

 

わかる?幸せってなに?不幸ってなに?

 

私のことなにもわかってないくせに、踏み込んでこないでください。邪魔です。

永遠を約束されない尊き美しさよ永遠なれ

永遠を約束されない若き美しさよ永遠なれ

 

若く美しいまま死んだら

 

永遠の美になりますか

 

永遠を約束されない儚き野望よ永遠なれ

 

カリスマ歌手として人気絶頂期に死去したら

 

永遠の伝説になりますか

 

永遠を約束されない尊き彼らよ永遠なれ

 

それは永遠だ そして永遠に

毎日、明日こそ死ねますようにと言う。

死ぬ準備はできている。

 

人生でやりのことしたことなどない。

 

今日の夕食は一人でサイゼリア。仕事終わり、この至福の時間が私に今日も生きたんだと実感させる。

 

だけれど私は明日死にたい。死ぬ準備はできているのだ。

 

どうして死ねない?いつになったら明日死ぬのだろう。

 

仕事終わりのこの時間が私に今日も死ねなかったのだと実感させる。

 

遺憾だ。いつでも死ねるのに。

 

明日も私は死に方を探して生きるのだろう。

友情とは神が生み出した最高の共存世界

友情とは神が生み出した最高の共存世界。

 

私のみた彼らの友情は、誰にも踏み入ることのできぬ共存世界であった。そこは彼らにしか溶け合えぬ世界があり、他者が踏み入ることは決して不可能であった。無理に彼らの世界へ入り込もうとすると、なんとも跳ね返され阿呆のように転がり落ちてしまうのであった。溶け合い解りあえるのは、彼らの瞳から通じ合う魂同士の会話である。互いの全てに信頼を授け合うことより生み出される理解の愛。陶酔する異常なまでもの互いへの執着心。と、同時に存在する中性で悠々たる解放心。私はそれを神が生み出した共存世界であると考えた。おお神よ、この上ない感謝を申し上げます。

無敵な相棒

希望はみえている。動き出している。僕の心は感動でいっぱいだ。ぬくもり、おだやかさ、いとおしさ。それらに包まれ守られている。信頼、強い意志、固い絆。それらに背中を押され突き動かされている。希望はみえている。これから始まる物語に胸が躍る。さあ、行こう。僕らが揃えば無敵なのさ。

かけひきしてみる?

いま私はあなたと駆け引きをしています。あなたは気付いているかしら。あなたは気付いていないでしょう。うふふ。いつも私があなたに懇願し悶え想い尽くしているけれど、いま私はあなたと駆け引きをしているので、そのような感情はありません。あなたが私に振り向いてくれるように仕向けているのです。いま私は我慢をしているのです。毎日あなたを想ってきたけれど、いまは違います。我慢しているのです。さあ、私のことを想って。悲しんで。愛おしいと言って。今までの私の愛は当たり前でないことに気付いて。